2022年7月31日時点での無人航空機操縦資格について
もくじ
はじめに
現在2022年7月31日も12月に施行予定の無人航空機に関する法案について話し合いがされています。
パブリック・コメントにて「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に対する意見の募集が行われています。
パブリック・コメントのサイトに掲載されていましたので、このブログでは現時点での一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士の試験等についてまとめました。
一等無⼈航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)について
・実地試験は、100点の持ち点から減点方式で、各試験終了時に80点以上の持ち点があれば合格となる
・飛行経路から逸脱した場合、減点区画に機体の半分以上が進入すると減点、不合格区間に機体の半分以上が進入すると不合格となる。
・実地試験の構成は以下の通りとする。
机上試験
口述試験(飛行前点検)
実技試験
口述、机上試験(飛行後の点検及び記録)
口述試験(事故、重大インシデントの報告及びその対応)
実技試験
・最大離陸重量25kg未満の回転翼航空機(マルチローター)で実技試験を行う。
・GNSSとビジョンセンサーOFFの状態での1.5mから3.5mまでの高度変化を伴うスクエア飛行
・GNSSとビジョンセンサーOFFの状態での3.5mの高度で一回転20秒間でのピルエットホバリング
・GNSSとビジョンセンサーOFFの状態での1.5mの高度で直径5mの円での8の字飛行、試験員からの緊急着陸の指示後、最短距離で指定された着陸地点に着陸。
二等無⼈航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)について
・実地試験は、100点の持ち点から減点方式で、各試験終了時に70点以上の持ち点があれば合格となる
・飛行経路から逸脱した場合、減点区画に機体の半分以上が進入すると減点、不合格区間に機体の半分以上が進入すると不合格となる。
・実地試験の構成は以下の通りとする。
机上試験
口述試験(飛行前点検)
実技試験
口述、机上試験(飛行後の点検及び記録)
口述試験(事故、重大インシデントの報告及びその対応
実技試験
・最大離陸重量25kg未満の回転翼航空機(マルチローター)で実技試験を行う。
・GNSSとビジョンセンサーONの状態での3.5mでのホバリング後、スクエア飛行
・GNSSとビジョンセンサーONの状態での1.5mの高度で8の字飛行を2周行う
・GNSSとビジョンセンサーOFFの状態での3.5mの高度で試験員が口述で指示する飛行経路及び手順で飛行、試験員からの緊急着陸の指示後、最短距離で指定された着陸地点に着陸。
最後に
無人航空機の国家資格について大まかに決まりつつあります。
上記に記載した内容は一部ですので、より詳しい内容を知りたい方は下記の参考資料から閲覧していただきますようお願い致します。
また、この内容は現時点での情報ですので、実際に施行された際に変更されている可能性もございますので、ご了承ください。
パブリック・コメントでは、「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に対する意見の募集が2022年8月23日23時59分まで行われています。この法案がより良いものにしていく為にも皆さんの意見を交換してみてはいかがでしょうか。
今後も、ドローンに関する情報が出ましたらまとめて行く予定ですので、閲覧していただけると嬉しく思います。
また、本校のYoutubeチャンネルでもドローンの情報などを発信しております。
ぜひ、チャンネル登録宜しくお願い致します。
参照資料: パブリックコメント(「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に対する意見の募集)
Youtube: DSJ滋賀草津校YouTubeチャンネル