ドローンレースとは? 最新情報を紹介!!
このページでは、ここ近年話題の「ドローンレース」について解説します。
もくじ
「ドローンレース」とは?
ドローンレースとは、操縦士であるレーサーが自分のドローンを使って決められたコース上を周回して速さを競う競技です。
多くの大会は年齢制限がないので、老若男女楽しむことができます。
動体視力などが必要になりますが、体力で競うのではなく、ドローンの操縦技術で競うので、大人と子供対等に競い合うことが出来ることがドローンレースの魅力の一つだと思います。
ドローンレースの大会会場によって屋内・屋外のどちらにコースが設置されているかが異なる為、好きな方に挑戦しましょう。
屋内は、天候に影響されないのでいつでもレースをすることが出来ます。
一方、屋外は、広大なスペースで飛行させるという爽快感が味わえます。ただし、風の影響を受けやすくなる為、より高い操縦技術が求められます。
「ドローンレース」のルール
ドローンレースには種類があり、レースによって使用できるドローンや難易度が変わります。
マイクロドローンレース:30~50gほどの小さな「マイクロドローン」を使用するレース
通常のドローンより怪我や器物破損といった危険が低い為、初心者やお子さんでも安心して楽しめます。
FPVドローンレース:ドローンに搭載された映像伝送機能(カメラなど)を活用して、ドローン目線で飛行させるレースです。
装着するFPVゴーグルからドローンのカメラから送られてくる映像を見ながら操縦するため、操縦者自身が空を飛んでいるような気分を楽しむことができます。
FPVドローンレースではほぼリアルタイムでの映像の視認が必須の為、デジタル変換を行わずに5.8Ghz帯の周波数を用いて映像伝送する方法が一般的です。
しかし、日本では5.8Ghz帯の周波数を用いるドローンを使用する場合、個人用途「アマチュア無線4級」以上、ビジネス用途「第3級陸上特殊無線技士」以上の資格の所有が必要になります。また、ドローンが発信する電波に対しての国への申請が必要なため「無線局開局の登録」が必要になります。
5インチレース:プロペラのサイズが5インチ(12.7cm)のドローンを使ったレースです。
ドローンによっては、時速150kmを超える速度が出るので、迫力満点です。
速くなる分危険が伴うため、屋外などの広大な場所が必要となります。
「ドローンレース」の始め方
まず基本的に、ドローンを操縦するにあたって所有する必要がある資格は現在ありません。
但し、先述したとおり5.8Ghz帯のドローンを扱う場合は、無線免許が必要になります。
あと、大会ごとにルールが定められており、機体の大きさ、周波数など細かく決められています。規定に合わない場合参加することができないので注意が必要です。
また、100g以上の重量を持つドローンは国土交通省への機体登録が法律で定められています。登録せずに飛行させた場合、法律違反として1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されるので必ず登録を行いましょう。
次に、用意するものです。
・大会参加費:大会によって様々 1~2万程度
・無線免許取得費:5.8Ghz帯のFPVドローンを使用する場合必要になります。
試験のみの場合5,100円、試験無しの規定の講習会を受講する場合22,750円
・無線局の開局申請:申請の際の書類にJARD(日本アマチュア無線振興協会)またはTSS株式会社からの保証書があり、保証書をもらうにあたって、4,000~4,800円の料金が必要です。
・レース用のドローン:機体の価格はスペックに左右されますが、初心者の方は1~3万ほどで手に入る入門機でもいいと思います。より上を目指すのであれば5万円以上する本格的な機体を検討してもいいと思います。慣れるまでは墜落させる可能性もあるのである程度被害が少ない低額なものを選ぶことをおすすめします。
レース用のドローンには以下の飛行を安定させるサポート機能が備わっていません。
GPS機能、Wi-Fi機能、Bluetooth機能、磁気センサ、気圧センサ、超音波センサ、温度センサ、障害物センサ
備わっていない分レース用ドローンは操縦が難しいです。ですので、始めは、トイドローンと呼ばれる室内向けの安定性のあるドローンで操縦ミスが無くなる様に練習を行う方がいいと思います。
また、トイドローンであってもレース用であっても回りに人がいない場所で練習することをおすすめします。思っている以上に操縦は繊細なのでコントローラーのスティックをゆっくり小さく動かすところから始めるのがいいですね。
「ドローンレース」大会情報
ドローンレースの大会は海外が主流ではありますが、近年では国内での大会も増えてきています。ただコロナの影響等で開催されていないこともあります。
2022年現在でも開催されている大会は、
「Japan Drone League」です。
オープン、エキスパート、プロの3つのカテゴリーに分かれており、オープンクラスから始まり、決勝進出等の条件を満たすことで上のカテゴリーへ昇級することができる年間7回を通しての大会になります。2022年の大会はすべて終了しましたが、来年もあると思われます。(ちなみに2022年総合チャンピオンは14歳の少年です。)2022年の初めのRound1が3月3日に参加者募集されており、本番が4月17日に行われていますので、来年の2023年も似た日程で行われるのではないでしょうか。
詳しくは下記HPから御確認ください。
Japan Drone League HP: https://www.japandroneleague.com/home
他にも日本国内ですと、FPVドローンレースを日本ではじめて開催した「Drone Impact Challenge」(2019年の大会が最後)、優秀な成績を収めた選手が世界大会に出場する「JAPAN DRONE NATIONALS」(2017年の大会が最後)、株式会社NTTぷらら、株式会社NTTドコモ、DRONE SPORTS株式会社が主催の幕張メッセで開催された「SUPER DRONE CHAMPIONSHIP」(2021年の大会が最後)などがあります。観客が多い大会の為、コロナ影響等でここ近年開催されていないのではないでしょうか。
ドローンなどのイベントは行われているので、コロナが収まればまた開催されるのでと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ドローンレースについて解説させていただきました。
紹介した大会は規模が大きいものを中心に紹介しましたが、より初心者でも参加しやすい大会もありますのでぜひ検索してお探しください。(「ドローンレース大会 ○○県」などと検索すると出てきやすいと思います。)
まだまだ、競技人口は少ないので入りやすいと思います。
ぜひ、ドローンの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
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