DJI Mini3が登場!!  Mini3Proと比較してみた

先月2022年12月9日に新製品DJI Mini3が発表されました。

この記事では、DJI Mini3のスペックと同系統のDJI Mini3Proとの比較をしていきます。

DJI M16308 DJI Mini 3 (DJI RCコントローラー付属)

もくじ

  1. DJI Mini3とは
    1. スペック
    2. 特徴
    3. 価格
  2. Mini3Proとの比較
  3. Mini3は買うべきなのか


DJI Mini3とは


DJI Mini3はMini3Proと同系統のモデルのドローンで、高スペックでありながら低価格帯の機体になります。


スペック


離陸重量 248g
サイズ 折りたたみ時(プロペラなし):148×90×62mm(長さ×幅×高さ)
展開時(プロペラあり):251×362×72mm(長さ×幅×高さ)
水平方向の最大飛行速度 16m/s
最大飛行時間 38分(インテリジェントフライトバッテリー使用時)
51分(インテリジェントフライトバッテリーPlus使用時)
最大飛行距離 18km(インテリジェントフライトバッテリー使用時)
25km(インテリジェントフライトバッテリーPlus使用時)
最大風圧抵抗 10.7m/s(スケール5)
GNSS GPS+GLONASS+Galileo
内部ストレージ なし
イメージセンサー 1/1.3インチCMOS、有効画素数:12MP
レンズ FOV:82.1°
焦点距離:24mm(35mm判換算)
絞り:f/1.7
フォーカス:1m~∞
最大静止画サイズ 4000×3000
動画解像度 4K:3840×2160×@24/25/30fps
2.7K:2720×1530×@24/25/30/48/50/60fps
FHD:3840×2160×@24/25/30/48/50/60fps
HDR:24/25/30fpsで撮影HDR映像の出力が可能。
最大動画ビットレート 100Mbps
デジタルズーム 4K:2倍
2.7K:3倍
FHD:4倍
検知タイプ 下方ビジョンシステム
最大伝送距離 6km

 

 


特徴


Mini3は重量が249g未満というコンパクト設計により、特定の国・都市では飛行させる際の登録や許可が必要なく、規制を遵守しながらの飛行が可能。(日本では100g以上の機体は登録と許可が必要)

4kでの動画撮影ができるため、テレビに映してもぼやける心配がないのはとても嬉しい。

最大風圧抵抗がスケール5(疾風程度)までであれば耐えれる設計なのも嬉しい。

Mini3シリーズの特徴の縦向きでの撮影が可能なため、SNSなどの投稿にも適している。

そしてなりより、飛行時間が一般向けのドローンの中では最長の51分(インテリジェントフライトバッテリーPlus使用時)もの飛行時間が実現しました。ミニとは思えませんね。

Mini3Proのときは「Pro」という名前が入っていたので、高スペックなことは納得していましたが、「Pro」がなくなってもこれだけの高スッペクなドローンになるとは思っていませんでした。

唯一、残念なのは障害物センサが下方のみになったことです。低価格で提供するためには仕方がないのかもしれませんが、操縦する際は気を付ける必要がありますね。


価格


次は、価格を見ていきましょう。先ほどから低価格と言ってきながら価格を書いていないことに気づきました。

・DJI Mini3(機体単体):65,120円(税込)

・DJI Mini3(DJI RC-N1付属):79,750円(税込)

・DJI Mini3(DJI RC付属):97,570円(税込)

・DJI Mini3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC-N1付属):115,170円(税込)

・DJI Mini3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC付属):132,990円(税込)

バッテリーは、Mini3Proに使われいるものと同じなので使いまわすことが可能です。

送信機に関しても、Air2SやMavic3でも使われているものと同じなので、使いまわすこともできます。
DJI RC Proは連動していないので注意が必要です。

 


Mini3Proとの比較


Mini3Proには、前方・後方・下方に障害物センサーがついているのですが、Mini3には下方センサーのみ付いています。
そのため、安定性に影響が出ます。価格を下げるためには仕方がないのでしょう。
ただし、最大風圧抵抗は同じなので風による影響に変わりはないので、気を付けるタイミングは自動飛行させるときです。周りに建物などがある場合障害物センサがないと止まらないので注意が必要です。

カメラにも違いがあります。有効画素数が48MPから12MPに、動画解像度が4K60fpsから4K30fpsに、映像ビットレートが150Mbpsから100Mbpsになっています。また、D-Cinelikeが使えなくなりました。

映像伝送システムがDJI O3からDJI O2に変更されています。Mavic2やMini2と同じシステムになります。遅延や伝送距離やライブビュー画質がO3に比べ性能が落ちます。

大きなポイントとしてはこれぐらいになります。


Mini3は買うべきなのか


最後に、DJI Mini3は買うべきなのかという話なのですが、

結論としては、初めてドローンを購入するのであれば、値段と性能からしても一番オススメと言っていいのではないでしょうか。

ただし、カメラにこだわりがある場合はその限りではないかと思います。

空撮をメインとする場合、現在の人気機種であるAir2SやMini3Proに比べると遅延や画質に差がが大きいことが購入しにくいポイントかと思います。

飛行さることがメインで撮影がついでだったり、画質とかあまり気にしない場合はぜひ、購入して頂きたい新製品になります。