DJI Air 3ついに登場!!

2023年7月25日に大手ドローンメーカー「DJI」より最新機種ドローンの発表がされました。

このページでは、発表されたドローンの性能等をご紹介します。

 

もくじ

  1. DJI Air 3
    1. スペック
    2. カメラ
    3. センサ
    4. バッテリー
    5. プロポ(送信機)
    6. 価格
  2. Air2Sとの違い
  3. まとめ


DJI Air 3


2023年7月25日に発表された機体は「DJI Air 3」でした。

待ち続けた方もおられるのではないでしょうか。この章では、スペックと目玉となる各性能を紹介していきます。

・スペック

サイズ 折りたたみ時:207×100.5×91.1mm
展開時:258.8×326×105.8mm
重量 720g
飛行時間 46分
最大飛行高度(海抜) 6000m
飛行速度速度 21m/s
耐風 12m/s
ストレージ 8GB
動作環境温度 -10℃~40℃
GNSS GPS+Galileo+BeiDou
障害物センサー 全方位
伝送 O4
 最大静止画サイズ  広角:8064×6048
中望遠:8064×6048
センサー 広角:1/1.3型CMOS
中望遠:1/1.3型CMOS
絞り 広角:F1.7
中望遠:F2.8
焦点距離 広角:24mm
中望遠:70mm
ISO 動画
ノーマル、スローモーション:
100~6400(ノーマル)
100~1600(D-Log M)
100~1600(HLG)
ナイトモード:
100~12800(ノーマル)
画素数 48MP
動画フォーマット MP4(MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265)
静止画ファイル JPEG/DNG(RAW)
動画解像度  広角カメラ:
H.264/H.265
4K:3840×2160@24/25/30/48/50/60/100*fps
FHD:1920×1080@24/25/30/48/50/60/100*/200*fps
2.7K 縦向き撮影:1512×2688@24/25/30/48/50/60fps
FHD 縦向き撮影:1080×1920@24/25/30/48/50/60fps中望遠カメラ:
H.264/H.265
4K:3840×2160@24/25/30/48/50/60/100*fps
FHD:1920×1080@24/25/30/48/50/60/100*/200*fps
2.7K 縦向き撮影:1512×2688@24/25/30/48/50/60fps
FHD 縦向き撮影:1080×1920@24/25/30/48/50/60fps
ズーム 広角カメラ:1〜3倍
中望遠カメラ:3〜9倍
カラーモード  広角カメラ
ノーマル:8-bit 4:2:0 (H.264/H.265)
HLG/D-Log M:10-bit 4:2:0 (H.265)

中望遠カメラ
ノーマル:8-bit 4:2:0 (H.264/H.265)
HLG/D-Log M:10-bit 4:2:0 (H.265)
自動飛行 スポットライト2.0
アクティブトラック5.0
ポイントオブインタレスト3.0
ウェイポイント
新機能 2台のカメラで2.7Kの垂直撮影

・カメラ

DJI Air 3は2眼カメラとなっており、広角(24mm)と中望遠(70mm)の構成になっています。
なお、センサーサイズはAir2Sに比べ少しですが、小さくなっています。

絞りは固定で、広角はF1.7と明るくなり中望遠は従来と同じF2.8です。

また、どちらのカメラも48MPの高画素であり、最大4K100fpsで撮影可能ですので、高画質な撮影が行えるので、映像制作されている方でも嬉しい機体です。

さらに、2つのカメラを垂直に掛け合わせることで、2.7Kでの縦長の撮影も行えるので、SNSなどへの投稿も画角編集いらずで投稿できます。←新機能!!

 

・センサ

全方向に障害物センサーが搭載されているとのことです。

障害物センサーの有無は安全性に直結するので嬉しい限りです。Air2Sと比較しても左右の2方向分増えています。

・バッテリー

最大飛行時間が46分まで伸びました。これにより所有するバッテリの数を減らすこともできるので嬉しいですね。

また、バッテリー充電方式に嬉しい変更がありまして、革新的な集電機能に対応しています。機能ボタンを長押しするだけで、複数のバッテリーから、残量が最も多いバッテリーに電力を移動することができ 、充電条件が十分揃っていない環境でも、完全充電されたバッテリーを使用することができます。

飛行時間とは関係しないのですが、バッテリーの差込口が変更されている点もニーズに合わせて変更されています。

・プロポ(送信機)

 

・価格

価格は選ぶプロポによって変動します。

「DJI RC-N2」又は「DJI RC2」どちらかを選ぶことになるのですが、オススメは「DJI RC2」です。理由としては、下記の4つです。

・画面が大きい:利用するスマホのサイズにもよりますが、基本的にスマホの画面より大きいので撮影している映像が見やすいです。

・スマホのデータ容量を気にしなくていい:スマホを利用するとアプリや動画・写真のデータが溜まっていくので、スマホの普段利用が不便になる可能性がある。

・軽い:プロポだけの重さだとあまり差はないのですが、「DJI RC-N2」を利用する場合、「DJI RC-N2」+スマホになるので重たくなります。長時間飛行させる場合はできるだけ軽い方が疲労を軽減できます。

・携帯性:スマホがなくても飛ばせる!!

上記の観点から多少価格が高くても「DJI RC2」を選んだ方がいい思っています。

価格は下記のようになっています。

・Fly More コンボ(RC-N2):約16万5000円

・Fly More コンボ(RC 2):約18万7000円

登場当初のAir2Sと同じぐらいの価格になっています。相変わらずAirシリーズは高性能で比較的購入しやすい価格ですね。


Air2Sとの違い


・スペック

Air 3 Air 2 S
720g 重さ 595g
折りたたみ時:207×100.5×91.1mm

展開時:258.8×326×105.8mm

サイズ 折りたたみ時(プロペラなし):180×97×77 mm(長さ×幅×高さ)

展開時(プロペラなし):183×253×77 mm(長さ×幅×高さ)

46分 飛行時間 31分
GPS+Galileo+BeiDou GNSS GPS + GLONASS + Galileo
全方位 障害物センサー 前方、後方、上方、後方
広角:1/1.3型CMOS
中望遠:1/1.3型CMOS
カメラセンサーサイズ 1インチ CMOS
O4 映像伝送システム O3
DJI RC-N2
DJI RC-2
プロポ(送信機) DJI RC-N1
DJI RC
 広角カメラ:1〜3倍
中望遠カメラ:3〜9倍
ズーム倍率 4K:4倍

 

・送信機

Air3の登場とともに送信機も進化しました。

「DJI RC-N1」は「DJI RC-N2」に、「DJI RC」は「DJI RC2」へとバージョンアップしました。

変更された部分は、映像伝送システムです。OcuSync3.0だったのがOcuSync4.0へと進化したため、ドローン本体と送信機の通信性能がより安定し安全に飛行させることが可能になっています。

「DJI RC2」はアンテナも追加されており、より安定した通信環境下での飛行が可能になります。

 


まとめ


とうとう、皆さんが待っていた「DJI Air 3」が登場しました。

コスパがいい「Airシリーズ」の後継機として登場し、先代の「DJI Air 2S」と比較しても確実にアップグレードしております。飛行時間が伸び、安全性が強化され、縦型撮影という新たな武器を備わった「DJI Air 2S」が「DJI Air 3」です。

性能が上がったことで価格が上がるのではと危惧されていましたが、2年半前の「Air2S」登場時の価格jと変わらない価格で登場したので、新たなコスパ最強なドローンが生み出されたのではないでしょうか。

「DJI Air 3」は、業者の方はもちろん、初めてドローンを購入する方にもお勧めできる機体になっています。ぜひ、お手に取ってみてはいかがでしょうか。