ドローン国家資格はどんな人にオススメですか?

このページでは、昨年12月から始めったドローン国家資格「無人航空機技能証明制度」はどんな人たちが講習を受講されているのかを登録講習機関を行っている本校の講師が解説します。

 

 

もくじ

  1. ドローン国家資格とは?
  2. どんな人たちが受講しているの?
  3. 国家資格取得のメリット・デメリット
  4. まとめ

ドローン国家資格とは?

昨年12月に施行されましたドローン国家資格「無人航空機技能証明制度」ですが、本校では登録講習機関として座学と実技の講習と実地試験を行っております。

ドローン国家資格とは取得することで「一部の飛行許可・承認が簡略される資格」と思って頂けたらいいかと思います。

現在の法律では、ドローンを操縦するのに法律を遵守していれば資格・免許がなくても飛行させることができます。また、国土交通大臣の許可・承認を頂ければ下記のような飛行も可能になります。つまり許可・承認がない場合に下記のような飛行をすると法律違反として懲役または罰金を科せられます。

では、なぜ「ドローン国家資格」は存在しているのでしょうか。

因みに、上記の飛行方法は許可・承認を得るために必ずしも「ドローン国家資格」は必要ではありません。なくても許可・承認を得ることはできます。

ではなおさら、「ドローン国家資格」は存在し、取得しようとしている方多くいるのでしょうか。理由は下記のようなことが挙げられます。

・許可・承認が得やすい

・仕事時のエビデンスとして活用できる

・「一等無人航空機操縦士」を取得すれば、「レベル4飛行(立ち入り管理措置無しでの有人地帯で目視外飛行)」が可能に。

・就職活動でのアピールのため

・国家資格が欲しい!!

などの動機で講習を受講されにくるお客様がおられます。

 

ドローン国家資格にはランクがあり、「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」の二種類あります。名前から予想できるように「一等無人航空機操縦士」の方が試験難易度は高いです。

例えるならば、「一等無人航空機操縦士」は「」、「二等無人航空機操縦士」は「」といったところでしょう。

この二つの資格の違いは一言でいうと「レベル4飛行(立ち入り管理措置無しでの有人地帯で目視外飛行)」ができるかどうかです。

レベル4飛行ができれば、近年話題になる「ドローンによる物資輸送」が可能になります。

ですので、どちらの資格を取得するかの判断は実用面で考えると「レベル4飛行」を行いたいかどうかではないでしょうか。

 

どんな人たちが受講しているの?

本校に受講されるお客様で多い方は、「現在もドローン業務を行っている・今後ドローン業務を行いたい」という方達が多く受講されに来られます。職業としては様々な職種の方々が来られています。会社の新しい事業を始めるためであったり、副業にできるので葉でしたりと皆さんドローンに可能性を感じ、受講されに来られます。

現在もドローン業務を行っている方たちの多くは国家資格が始まる前の民間資格を所有している方が多く、経験者として国家資格講習を受講されています。

民間資格を知らない方はなぜ「資格や免許がなくても使用できるドローンなのに民間資格を取得しているのだろう?」と。

理由は簡単です。エビデンスになるからです。

基本的にはGPS等々のセンサが働いていて安全性が高いのですが、飛行環境などによりセンサが正常に働かない場合が起きることもあります。そのような状況に陥ったときに対処できるかどうはその方の技量と経験ではありますが、その技術と知識を教えるのがドローンスクールであり、技術と知識を身に着けた方を卒業生として民間資格を送付しているのです。ですので、民間資格を所有している方は仕事等では資格をエビデンスとして相手に信頼してもらう一つの方法としても活用できるのです。

また、多くのドローンスクールは国土交通省認定の団体に所属している関係で、国土交通省認定の団体のドローンスクールを卒業すると飛行の許可・承認が貰いやすくなっています。国土交通省認定の団体は複数団体あり、それぞれ特徴があるので自身が合うスクールを見つけて受講するのが一般的でした。

国土交通省認定の団体の民間資格を所有しているとドローン国家資格の講習をドローン経験者として受講が可能なので、受講時間や受講費を初心者の方と比べても大幅に削減することができます。

ですが、その民間資格はあと2年と4ヵ月ほど(2025年12月4日まで)で民間資格としての効力が失われます。そのころにはもしかしたら、法律が変わっておりドローンを飛行させるには国家資格を取得していないといけないという状況になっているかもしれません。


国土交通省:よくある質問

ですので、法律が変わるかどうかはまだわかりませんが、民間資格の効力がなくなるまでに国家資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

国家資格取得のメリット・デメリット

これまでもちょくちょくメリット・デメリットを離していますが、ここでいったんまとめていきたいと思います。

メリット

・仕事や就活でエビデンスとして活用できる

・レベル4飛行が可能に(一等無人航空機操縦士のみ)

・国指定の機体を使用すると一部の飛行において国土交通大臣の飛行許可・承認が不要

・国家資格を取得したという自慢ができる!!

 

デメリット

・受講費用が学生等には出しずらい価格

・まだまだドローンの環境が国内は整っていないのでドローンが活用しづらい

・国指定の機体が少ない・あっても個人で購入できる価格の者ではない(国指定でなくても良いなら手ごろな価格帯のドローンは多数存在する。)

・現在の法律では、レベル4飛行以外の飛行は国家資格を取得していなくても国土交通大臣の飛行許可・承認を得ることができれば飛行させることができる。

 

国家資格を取得することでのメリット・デメリット上記のようになっています。

国家資格を取得するメリットはあるものの正直な話まだまだできて間もないドローン業界及び環境では活用するには個人での活用は難しいところがあります。

ですが、ドローン業界は今後もっと業績が上がる業界と言われており、早い段階でドローン事業を始めることはアドバンテージとなる可能性もあります。

業務を行うには信用が必要ですので、その一つとして国家資格の取得を考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

国家資格を取得することに「費用が高い」という意見などもありますが、ドローンの操縦を教えるには一人の講師に付き生徒1~2人ほどが妥当であるためであったり、講習に使用する機体自体が高価であることが要因であります。

私の予想では、国土交通省は業務で使用できる性能を持つ機体を想定している為、高価な機体となり、長い講習時間を考慮すると約30万前後する価格になります。(二等無人航空機操縦士の初学者コースの場合)

おそらく、車ほどの需要がドローンにできれば変わるのではないでしょうか。(おそらく、現状の法律では難しいとは思いますが…)

ドローン民間資格の効力がなくなるころにはもしかしたら、国家資格を所有していないと飛行できないなんて法律ができているかもしれないので、それまでに受講をしてみるのもいいのではないでしょうか。国家資格は初めの方が比較的試験が簡単なことが多いので。

 

本校は登録講習機関としてドローン国家資格の講習を行っております。
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